絶望的体力勝負。

何のか?
もちろんヘタリアである。
塾に行く前、自習という名目で早く家を出てメイトにいった。
しかし。
「本刊大変人気のため売り切れになっております。」
・・・・ねぇよ。
私の特典が・・・ポイントが・・・・・。
などとへこたれてはいられません。
すぐさま駅の書店にアタック!!!
しかし。
ここにもなかった。
どれだけ人気なんだよヘタリア。。
そういえばメイトの前で国について語らいあっているお姉さんたちがいたなぁ・・・。
あの人たちで本は最後だったのかも・・・・。
などと考えているうちにいつの間にか塾開始10分前に。
10分前。
しかし私は意を決してJRを超えて大垣に行ってみることにした。
なんで遅刻決定みたいな時間なのにそんなことを思ったかは謎である。
それだけ本に対しての執念(?)があったということか・・・。
もの凄く急いだ。
そしたら。
・・・・あった!!!
まじであったよ。
ありがとう大垣。
レジのお姉さんにブックカバーをつけてもらっている時に、ちょっと泣きそうになった。
めっちゃ嬉しかったよ。
・・・・と、こうしている暇は無い。
気がつけば塾開始3分前。
私は死ぬ気でもと来た道をUターンする。
というか走った。
はっきり言って体力勝負以外の何者でもない。
頑張れ自分・・・!!!
JRの人ごみの中、人を薙ぎ倒し・・・いや、掻き分けて・・・。
始まる30秒前に滑り込むことに辛くも成功した。
持久走さながらの走りの後のぐったり感の中、私はチャイムを聞くことになった。




特典はもらえなかったけど、本が手に入っただけで、なんかもう良かったと思う。
苦労して手に入れたんだ。
この本は全力で大事にしようと思う。